日本縦断!不動産情報マニュアル

地盤が弱いのは最悪の条件

2011.11.26

私は、最初に住宅を買ったときに、大変な失敗をした。それは、全体で四〇戸から五〇戸の小規模な分譲住宅だったが、中規模の分譲業者が建てたものであったため、地盤に何ら注意を払っていなかった。あとでわかったことだが、そもそも沼地であった土地を埋め立てて家を建てていたのだ。いざ住んでみると、五〇メートル先をトラックが通っただけで、家そのものがカタカタと揺れるではないか。また、家の玄関の柱にはタイル貼りの装飾が施してあったが、半年もたたないうちにそのタイルが次々とはがれ落ちてしまう。

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さらに、玄関のたたきのコンクリートにひびが入った。これらはすべて、地盤が弱いことが原因だった。それだけではない。その土地自体が、周辺から見て低いところにあったので、河川が氾濫すると床下浸水、さらに床上浸水まで起きたのだ。大雨、台風の時には、ボートまで出て救助にあたるというような始末だった。最近は、ウォーターフロントなどといって、埋め立て地にマンション群が建てられているが、五年もしないうちに地盤沈下が起きたり、あるいはマンション自体に亀裂が入ったりする例もたくさんある。地盤が弱いことは、住宅にとって最悪の条件であり、埋め立て地の上は、じめじめして湿気もひどく、住んでいる人の健康にも悪い。湿気はシロアリの発生や資材の腐敗など、さまざまなトラブルの原因になる。家を購入する場合、地形や地盤をとかく見落しがちだ。家は間違いなく土地の上に建っている。その家に建っている地盤がどうなのか、またその場所が地域のなかで高台なのかどうか、もとはどういった(畑、田、山林、沼など)地であったのかを考えないと、あとでとんでもない失敗をする。





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